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| ○編集部:まず、写美の簡単な歴史からうかがえますか? ●久代氏:日本は世界に冠たるカメラ工業国ですが、実は写真文化については後進国と言わざるを得ない状況でした。歴史的に著名な写真作家も数多くいるのに、その作品を収蔵し展覧する公共の写真美術館が無かったのです。 そうした状況を憂いた写真家や業界の声に応える形で、鈴木知事体制のもと、1990年に一次開館し、その後恵比寿ガーデンプレイスのオープンに合わせて1995年にグランドオープンしました。 ○当初から「写真専門」美術館としての明確なコンセプトがあった訳ですね? ○開館以来8年間経ちますが、正直なところつい数年前まではその存在自体が広く知られているとは言えず、しかも『堅い』『敷居が高い』『つまらない』というイメージがあった様に思います。
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○その新しいテーマに切り替えてから数年、観覧者の動向はどう変わってきていますか? ●2001年からは展覧会だけでなく、1Fホールでの映画上映にも力を入れています。上映作品については、興行にはのりにくいマイナーながらも良質な作品や話題の人気作品まで、当館独自のラインナップを取り揃えています。その為、従来の中高年男性を中心とした写真愛好家だけでなく、若いカップルや学生さらには家族連れなど、新たな層の観覧者が増えています。 写真に興味を持たれている方へのオススメの映画としては、9月6日から上映する『戦場のフォトグラファー / ジェームズ・ナクトウェイの世界』があります。報道写真家を題材にした映画で、写真を考える意味でも、あるいは純粋にドキュメント映画としても、示唆に富んだ内容の作品です。この他には、東京国際映画祭もこの秋当館で開催予定です。 観覧者数については別表の通りですが、2002年度に開館以来初めて年間36万人を突破しました。例えば1997年は15万人でしたから、単純に見ても観覧者は倍増していると言えます。設備・施設的な限界もありますので単に人数を伸ばすだけが重要なのではありませんが、今後は「年間30万人」をひとつの基準として、これを割らないように努力したいと思っています。 |
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![]() 平成9年から14年の観覧者数動向 |
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| ○3つの展示室があると言われましたが、これらの展示スケジュールとコンビネーションには規則性があるのでしょうか? ●あったり、なかったり(笑)。例えば昨年『四国霊場〜』展を2F・3F展示室で開催していたとき、B1F映像室では『ビートルズ』展を行っていました。結果として、様々な世代の観覧者が館内を行き来することになり、館としても興味深い現象でした。 広報担当としては、メディアに合わせて広報すべき展覧会を変えることが出来たので、便利でしたが準備が大変でした(笑)。 ○写真作品の展示について、最近の動向を教えて下さい。 ○新進作家の話が出ましたが、美術館としてもっと日本の文化の中に写真を広めていこうという具体的な取り組みはあるのでしょうか? ○今後の展覧会スケジュールのなかで、特筆すべきものはありますか? ◯観覧者をリピーターとして定期的に引きつけるために情報誌、ホームページの一新やメルマガの発行を行っていますが、広報で力を入れている点は何でしょうか?
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| 9月26日からは、『テレビゲームの展覧会 レベルX (12月4日より開催)』の展示室内でプレイするファミコンソフトの人気投票もホームページ上で始まります。これなどは、観覧者がホームページから展覧会企画に参加できる、新しい試みのひとつと言えるかも知れませんね。 メールマガジンは、館と観覧者との新たなコミュニケーション手段として注目しています。今後は、発信だけでなく受信もするという双方向的な情報の交流が実現できると良いな、と思っています。そうなる事によって、もっと「みんなの写美」という認識が広まるのではと期待しています。 |
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東京都写真美術館
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