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  【ヨコサキリツコ、ニューヨークに行く! PhotoPlus展示会見学記】
   
 本年10月21日〜23日の3日間、米国ニューヨークでプロ写真業界の展示会「PhotoPlus 2004」が開かれました。銀一では「アメリカは初めて」の私ヨコサキが現地入りしましたので、今月はその初体験レポートをお届けします!
【PhotoPlus会場入り口にて。
左はNY暮らしの経験もある上司N氏。】
 飛行機に乗るのはまだ2回目の私がJFK空港に降り立ったのは、展示会前日の夕方。
時差で頭がだるーいのですが、そこはオシゴトゆえ、翌21日朝からリツコは展示会場のJacob Javits Centerに向かうのです。今年は9月のフォトキナで新製品が出尽くしており、PhotoPlusは例年より来場者が減ると聞いていましたが、デジタル一眼メーカーには初日午前から人が集まり、真剣に新製品をチェックする姿が見られました。
  会場全体はデジカメやインクジェット用品など、とにかくデジタル製品が占拠している印象です。水着キャンペーンギャルとそれを取り巻く望遠系カメラオタク、という日本で見慣れた展示会風景はここ米国のPhotoPlusでは皆無で、真剣に商売道具(あるいは趣味の道具)を品定めしたいという熱心なお客さんが押し寄せています。
 会場入口でまず目を引いたのがCanon。デモ機スペースは終日人だかりで、「デジタル勝ち組」を印象づけています。11月下旬発売予定のEOS-1Ds Mark IIは、すでに購入を決めた人が最終チェックのためブースを訪れているという感じでした。隣接ステージではKiss DigitalからMark IIまで、機能紹介と質疑応答というプレゼンが1日に何度も行われており大盛況でした。【熱気溢れるCanonブース】
 


  会場内で素敵なネクタイをお召しのお兄さん発見!!!
Canonブースで質問を少々、それが済むと会場奥へ消えていきました。ちなみに翌日は別柄のネクタイを同じようにつけCanonブースに再登場。いったい何者なのか・・・。
【ネクタイに注目。ちなみに会場内は無風です】

 
   Nikonではメーカー担当者に1対1で質問できるスペースがCanonより多く取られており、お客さんがビッシリ。F6とD2Xに対する期待は大きく、デモ機スペースに辿り着いても実機を触れるのは僅かな時間です。カメラを触っている途中でも、別の人が見たいと言えばすぐにカメラを取り上げられてしまう状態。ステージで行われたNikon Captureのレクチャー後は、その使い方について実践的な質問がガンガン寄せられており、なんだか米国の学校授業を見ている様です(想像だけど)。
【説明する方も聞く方も、みんな真剣】               
 
 

 LeicaはM型50周年記念M7
 Titaniumとオーダーメイドの「ライカ・ア・ラ・カルト」を展示。もちろんR9+デジタルモジュールRも展示されていましたが、やはりLeicaに来る人はフィルムカメラ、特にM型が目当ての人が中心です。ブース一角にはグッズが展示され、以前店頭販売で好評だったマウスパッドとトートバッグがありました(11月中旬に銀一入荷予定)
  ブース内にはライカチェアかと思いきや、よく見るとライカシールを貼ってあるだけ。騙されました。

【上; MPに付けられた新型Summilux50mm。従来型より小さく、非球面になり、引出式フードにロックが付きました】
【下:ライカチェア(?)】


 
 Mamiyaでは実動するZDが無かった為、ホントに来年発売できるのか心配との声が聞かれました。米国にはブライダル写真で645Proを使っているカメラマンが多く、このZDに対する期待は日本以上に大きい様です。
 バンクメーカーのChimiraでは、スピードリングと骨が繋がっていて、ワンクリックでセットできる金具が展示されていました。これは撮影準備の時間短縮になると思います。超便利そうなので、日本での発売が待たれます。
【Chimiraのスピードリングと骨のアップ。良く出来ています】
 
 HasselbladではV&Hシステムと並んで、Flextightスキャナがデモ中でした。imaconがハッセル傘下に入ったので、今後出荷されるFlextightはすべてハッセルロゴに変わるそうです。またZeiss Ikonのコーナーもあり、Liecaブース同様、デジカメを見飽きた来場者が集まっていました。ボディは程よい重量感で手に馴染み、レンズも7種類用意されています。 Zeiss Ikonのベースモデルと言われている他ブランドのカメラよりもシャッターが静かで、全体的な仕上げにもお金が掛か
っています。価格はライカの6割ぐらいを狙っているとか。ライカM7ボディにZeissレンズを取付けても雰囲気がぴったりで、フードの形もキマってます。

【Zeiss Ikon。ブラックボディも「検討中」とか】
【Leica M7に付けたBiogon 28mm】

 さてさて、大手メーカーのブースだけではなく、小規模なブースでユニークな商品を見るのPhotoPlusの醍醐味です。

  この写真の商品は、カメラボディに取付けて蛇腹をぐるりとアオる事でピントがシフトした写真が撮れるというユニークな代物。その名も 「Lensbabies」。とても分かり易い構造とベタなローテクさが受けて、いつ行っても人だかりでした。
【にゅにゅっと曲げるLensbabies】
 

  これはレンズ前にフィルターのように取り付け、光源に向けてシャッターを切り、そのデータでホワイトバランスを得るという画期的(???)な商品。持ち運びに便利ですが、値段が高いのとすぐに類似品が出そうな点がネックかも。
【セレン露出計みたいな複眼状の表面】
 

  Lightware、LowePro、Tamracなどケースメーカーのブースでは、初めて見る商品も幾つかありました。なかでもLightwareの超望遠レンズケースはクッションも厚くしっかりしており、また同社のノートPCケースは見た目の良さに加えて出し入れもし易く、PowerBookユーザーにはオススメです。

【Lightwareの超望遠ケース】
 
  Hoodmanはアイデア商品満載。ノートPC用の折り畳みフード、暗い場所でのキーボード操作を助けるミニライトなど。可愛かったのがデジカメ液晶を見易くする折り畳みフードで、簡単に取付け取り外し可能。薄型なので取付けたままでも気にならない(D70やEOS Kiss Digitalなど多くの一眼デジカメ対応予定)。あなたは幾らなら買いますか?


【Nikon D70用の折り畳みフードは閉じているとかっちりと液晶を保護】
【折り畳みフードの使用時はハッセルのウエストレベルファインダーみたい】

 

  かつてスライドマウントで有名だったGepeからは、水に浮くメディアケースが出ていました(銀一1F店頭で限定発売中)。これはCFカードを4枚(あるいはSDカード、またはIXY Digitalのバッテリも)収納できる防水ケースで耐衝撃設計になっており、屋外撮影のカメラマンに紹介したい逸品です。
【クルマに轢かれても中のCFは大丈夫だったという話です】
 


  Dedolight
では床や壁(こっそり隣のブースの壁使用)にロゴマークを投影。なんだかオシャレです。
【ライトを使ってちゃっかりタダで宣伝! 】

 

 10月29日発売のEPSONP-2000も注目されています。買い易い価格、高画質液晶、40GB容量、とプロにもオススメ出来ます。側面にはCF&マイクロドライブとSDカードのスロットがあり、RAWは約5,000枚、JPEGなら5メガクラスで約10,000枚、6メガクラスで約9,000枚の写真が保存できるそうです。
保存したデータの表示も比較的早く、コレは気になります。
【ストレージ&バックアップ関係はデジタル一眼には必携です】

 


  写真のフラッシュフレームはしっかりとした作りで、動きも自由自在。日本ではなぜこうしたブラケットがあまり売れないのでしょうね。
【オメガ社のブースで見たフラッシュブラケット】
 


  LimiQuest
では、各種ディフューザーの使用効果を解り易く説明。とてもほのぼのとした雰囲気のブースで、なんだかアメリカの家庭をイメージさせます。
【LumiQuestのオーナー達。右のヘミングウェイ似の渋い男性がLumiQuestの考案者です】
 
銀一でもWinEnergy 20として好評発売中のデジ一眼用の外部バッテリは、米国ではXtreme Powerとして売られています。ロゴが違うせいか、違う製品に見えます。
【ロゴデザインが変わるとがらりと印象も変わります】【多様な機種に対応するケーブルを上手に展示】

最後に、PhotoPlusに来たらやっぱりコレ!!
「Nathan's Hotdog」展示会場の地下のカフェテリアで、毎日食べました。ここで注文して手渡されるのは、パンにプリプリのフランクフルトが挟まれているだけ。後はお好みでケチャップ&マスタード、オニオンを載せるだけ。でも、すご〜く美味しいのです。
日本でも原宿で食べられます。http://www.nathans.co.jp/top.html
【このロゴが目印。1916年創業、世界最古のファストフードチェーンです】

 

 さて、展示会終了後はマンハッタンの街を歩いてギャラリーや写真集専門店をまわりました。プロラボやカメラ店が集まる地区の小さなギャラリーではちょうどグループ展を開催中で、作品の販売もしていました。新人作家でも実力さえあれば評価されて作品が売れていくというのは、「作品が売れない」と言われる日本の現状から見ると羨ましいかも。
あとNYの本屋では何時間でも写真集を見る事ができ、見るだけ見て買わずに帰る人の姿もちらほら。また写真集の品揃えも豊富で、値段も手頃な者が多いので気軽に購入できそうです。


  アートギャラリーが多いSOHO地区には我らがCrumpler New Yorkがあります。残念ながら改装中のため、お見せできるのは外観だけ。11月中旬にリニューアルオープン予定です。
【工事囲いなどしないで淡々と工事が進んでいます】
薬局のディプレイも、日本とは趣が違いますね。

【日本の製薬会社のセンスでは絶対出てこないデザイン】
Leica Gallery New York
670 Broadway, Suite 500 New York, NY 10012
 こちらも残念ながら日・月曜休みのため入れず。ルポルタージュ系の展示が主となっています。ギャラリーと同じフロアには「Kurland Photo」という中古カメラ屋があり、外光の入る明るい店内はショップというよりギャラリーのような雰囲気ですが、店頭在庫は銀座のカメラ屋さんより
もずっと少ないです。探しているモノを言うと、後ろからゴソゴソ出してきてくれるかも知れません。
【ブロードウェイからよく見えるライカギャラリーの旗】
 Big Appleと呼ばれるだけあって、ニューヨークではあちこちでりんごマークを見かけます。その名もずばりApple Bank!
【アップルコンピュータ社のメインバンクだったりして?】
 自由の女神のあるリバティ島行きのフェリー乗り場には、長蛇の列が出来ていました。その乗り場付近にニセ女神が3人!!!
ひょっとして、こっちの方が人気があるのでは?
【次々とポーズに応じては撮影料をゲットしていく大道芸人(?)】
 

・・・以上、リツコの駆け足レポートでした。帰りの飛行機では取材の疲れで(?)座席に座ったとたん寝入ってしまい、風邪を引きました。また治ってない のですが、皆さんは飛行機では毛布と保湿マスクはお忘れなく!!!

(文責:銀一フォト機材営業部 横崎律子)

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