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| 「日本のデザイン環境が再び変わる・・・Adobe CS2レポートby営業企画今田」 | |
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| Q.1) 相変わらず、早いですね(笑)。 A.1) 近年はデジカメやパソコン、そしてソフトも商品ライフサイクルが短かく、バリバリ使い倒すには発売日にすぐ買わないともったいないんですよ。ですから私は新しいソフトが出ると、発売当日からすぐに使い始めるタイプです。今回のAdobe CS2も、やはり発売日当日からインストール&運用を開始しました。 新規ユーザーにとって、ソフトを買い揃えることは負担増ではあります。しかし約1年半から2年というスパンで考えた場合、作業効率アップのメリットを考えるとソフトは出たらすぐに導入した方がモトが取れるのではと思います。Adobe CS2は、旧CSスタンダード版からのアップグレードは¥60,900。仮に2年使うとすれば、1日あたり約¥83です。この¥83でプロ写真家あるいはデザイナーとしての仕事基盤を支えてもらえると思えば、ホントに安い買い物です。 |
Q.2) 去年から使っている旧Adobe CS、その登場時は絶賛していましたが、一年間使ってその評価に変化はありますか? 旧CSの不満点などがあれば教えて下さい。 A.2) 結論から言えば、今でも旧CSに対する基本評価は変わっていません。MacOS Xとの組み合わせだから言えることですが、まず「落ちない」ということに大きな有り難みを感じます。今回SetShopカタログを作成しましたが、約3ヶ月間の編集中、一度もクラッシュをした記憶がないんです。 ただ不満も多少はあります。旧CSの目玉として「ファイルブラウザ」が登場しました。これはPhotoshop単体で使用する場合やInDesignとの組み合わせでは良いパフォーマンスを示していましたが、使用頻度の高いIllustratorとの連動には不満でした。具体的には「ファイルブラウザ」からのドラッグ&ドロップでInDesignには画像を配置できたのに、Illustratorには出来なかったのです。作業効率を追求すると、画像をひとつずつ配置するのは非常に手間が掛かり、まとめてドラッグ&ドロップ出来れば良いのに、と切実な願いがありました。 またPhotoshopでの「CAMERA RAW」は1ファイルずつしか作業できず、これも効率が悪かったのです。この一年でPhotoshopだけでなくカメラ純正ソフトなども含め、RAW画像への対応が劇的に変わり、今やアマチュアでさえもRAW画像での作業が当たり前になってきました。パソコンの性能も上がり、RAWをまるでJPEGのようにサクサク扱えるPowerMac G5を使用している方には、あの「CAMERA RAW」の効率の悪さは耐えきれないのではと思います。 「CAMERA RAW」には不満がありましたが、DTP環境としてはPhotoshop自体にはもう何も言うことはないですね。Adobeのサイトを見ても、アップデータは「CAMERA RAW」以外はないので、それが暗にPhotoshopが既に完成したソフトということを裏付けていると思います。 さてInDesignにはリンクした画像をフォルダにまとめてくれる「パッケージ」という機能がありましたが、Illustratorには残念ながらその機能はないので、ぜひこの機能を搭載して欲しいですね。ソフトとしての基本概念が違うのでIllustratorに「パッケージ」を付けないのは理解出来ますが、Illustratorをレイアウトソフトとして使用している人は非常に数多いので、Adobeもそうしたマーケットの実態に対応すべきだと思いました。 |
Q.3) Adobe旧CSからCS2へのアップグレードは、何が一番目玉なのでしょうか? 複数の特徴があれば、自分的に大きいと感じる順に列挙して下さい。 さて、目玉機能の話です。 |
| 1番目はやはり、「ファイルブラウザ」が独立して「Adobe Bridge」として登場したことが大きなトピックです。コレがかなり使えるんです。単体ソフトになったということはPhotoshopを立ち上げなくても済むのでパソコンに負荷を掛けずに作業でき、遂にIllustratorへ一括して画像配置が出来るようになり、効率アップ間違いなしですね。(写真1)またFlashへもドラッグ&ドロップで写真配置出来たり(写真2)、Excelへも配置出来たりと、色々試すと何かあります(ファイル形式にもよるので要検証)。またカラーマネージメントの同期もできるので、単純なミスが少なくなるでしょう。(写真3)他にも複数ページのPDFもページをめく るように見ることが可能です。(写真4) 2番目は「Camera Raw」。本当に良くなりました。一括して現像処理が出来、トーンカーブが搭載されたことが大きな美点です(慣れ親しんだ「トーンカーブ」が無いと、なんか使っている気がしないんですよ)(写真5)。トリミング比もすでにメニューバーに入っているし(写真6)、従来のCamera Rawは開くだけ・見るだけしかできませんでしたが、新「Camera Raw」は詳細調整が可能になったのでこれから積極的に使いたいと思います。 IllustratorとPhotoshopの連動感、は3番目の順番を付けても良いと思います。旧CSではInDesignとPhotoshopの連動性は良かったのですが、Illustratorとの連動性の不満は前記の通りです。しかしCS2からはベクトルデータを劣化させずにPhotoshopで加工できる「スマートオブジェクト」や(写真7)、Illustrator側でPhotoshopのレイヤーカンプの表示を切り替えて配置ができるので、PSDファイルを有効活用できます。ほかにも、Illustrator上でPhotoshopのフィルタギャラリーが使えることも大きな魅力(写真8)。この連動感、統一感は一度何らかの画像をいじってみれば即座に体感出来ます。 |
4番目はIllustratorのライブトレース機能でしょう!! 今回のバージョンアップの中で一番使いやすくなったのがIllustrator。そのなかでもこのライブトレースは「凄い」の一言です。携帯カメラなどで撮った軽いデータなどは瞬く間にベクトルデータ(解像度を変えても劣化しない数値情報)に変換してくれるので、いつも持ち歩いている携帯電話のカメラで、色々な素材が作れます(写真9)。Illustratorもコントロールパレットが使い易くなったので、作業スペースが広がって効率が格段に高まりました。このへんの作りはやはりAdobeらしさに溢れています。 5番目はPhotoshopに付加された自由変形機能でしょう(写真10)。配置した画像を歪めたりする処理は従来Illustratorでしか出来ませんでしたが、これは「本来ならPhotoshopについているべき機能なのでは?」と思ったら今回はやはり搭載してきました。商品パッケージなどの立体物を表現する人には抜群に使える機能です。しかもこれらの機能がとても簡単というのがサイコーです! ほかにもレンズ補正(写真11)やノイズ除去そして目玉機能のVanishing Pointなど、細かな機能アップが見逃せません。 |
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6番目のポイントは、InDesignがあまり変わらなかったことです。私は旧CSでの作業が本当に効率よく安心して出来ていたので、この環境を変えたくなかっったので、InDesignが変わらずに助かりました。グラフィックスタイルやXMLの機能そしてAdobe SING Glyphlet Manager CS2など新機能も多々加わっていますが、新しい技術よりもむしろ「制作から出力まで安定した作業環境を提供」という部分に目をむけて開発された気がするので非常に助かります。しかもファイル形式がCSで開けるように書き出しできるようになったのは助かりますね(写真12)。 Q.4) このwebサイトを読んでいるフォトグラファーやデザイナーの方達に、使用目的に応じた魅力をアピールして下さい。 A.4)今回のアップグレードは、まずPhotoshopの「CAMERA RAW」での作業効率が高くなったのでRAWデータでの作業の多い方にはおすすめですね。 またデザイナーの方には「ストックフォト」というのがあるのでアタリデータとしてももちろん使えますし、時間のない時にはライブトレース機能でベクトルデータに変換して違う使い方もできます。(写真14)デジタルになって良い意味でも悪い意味でも「効率よく、短時間で納品(もちろんクオリティーは高く)」というウエイトが高くなったと思いますし、ますます効率化が進んでいくと思います。 そんな現状を考えると、今回のアップグレードはまさに「時間を買う」という感覚です。新しい機能が搭載されて、分からないことは沢山あると思いますが、一時間かけて覚えたことは、その後に何十時間も浮かせられる事に繋がるのです。(ヘルプセンターも独立したので、いつでもこまめに立ち上げて使い方のチェックが可能です) Adobe社はマクロメディア社を買収し傘下に入れたばかりで、webソフトの統合など不確定な部分がありますが、今後もますますウエイトが高くなっていく「Flash」との連携も目がはなせませんし、どのような企業戦略をとるのか要注目です。 今年春にMacOS X 10.4 Tigerが発売され、PowerMac G5 + MacOS X(10.4)+CS2での作業環境をするのは、G5という高速バイクで、数字の羅列でできた無機質な空間を、Adobe CS2で色彩豊かな風景に変えながら猛スピードで走り抜けていく感じです。パソコンでこんな体験をできるのは、Adobe CSとMacOSXの組み合わせだけでしょうね。 「アイデアからの先の全てを」、というAdobeのキャッチフレーズをそのまま体現しているのがCS2なのです。 Q.5)いやあ、今田節が炸裂していますが、CS2の凄さが良く伝わってきました。現在制作中の2006年版SetShopカタログはこのCS2によって作られていく訳ですね。出来上がりを楽しみにしていますので、残業ゼロを目差して頑張って下さい。 残業ゼロを目指してがんばります! |
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