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  『クランプラー展示会&ソルトレイクシティのプロショップ拝見』
   
 

今年1月の第四週に、アメリカ・ソルトレイクシティで全米アウトドア業界の展示会『アウトドア・リテーラー・ショー(OutdoorRetailer Show)』が開かれました。
銀一の海外商品部からもスタッフが現地入りし、今年の新製品試作品を見てきました。そこで今月は、世界のどのメディアよりも早いクランプラー最新モデルのプレビューをお届けしつつ、現地で覗いたプロカメラショップの様子をレポートします。

 
●クランプラーの展示会ブースの様子
  この展示会は全米最大のアウトドア用品展示会で、冬と夏にそれぞれユタ州ソルトレイクシティで開かれています。数百社に及ぶ出展社に混じって、クランプラーもメッセンジャーバッグを中心に新しいモデルを展示しています。


【左:段ボールを使用してそれを展示棚に使い、経費を掛けずに、しかし奇抜な印象を与えているクランプラー・ブース。】
【右:この段ボールブースで、クランプラーは昨年の最優秀展示賞を受賞していました。これはその時の記念盾。】


 

 クランプラーのアメリカでの売れ筋はメッセンジャーバッグでは「Barny Rustle Blanket(バーニー・ラッスル・ブランケット)」、カメラバッグでは「6 Million Dollar Home(6ミリオン・ダラー・ホーム)」、ということで日本とほぼ同じ傾向です。
 ただ、アメリカではカメラバッグの最大モデル「ブラジリオン・ダラー・ホーム」も大変良く売れているとの事で、これは大きくガッチリしたアメリカ人の体格が関係しているのかも知れません。

【試作品として展示されていた「フェイマス・ワインバー」の迷彩バージョン。発売時期と価格は未定。】


 

 展示品の中で一番印象に残ったのが、ここにお見せするメッセンジャーバッグです。どちらも試作品として参考出品されていたので発売時期や価格などは分かりませんが、反応が良ければ今年中に発売になる可能性もあります。


【同じく試作展示されていた「ホークス」。中ぐらいの大きさのメッセンジャーバッグで、ロゴマークがボディ同色または特色使いになっています。こちらも限定発売予定で、オレンジとグレーの他に6色ほどバリエーションを作る予定だとか。】


 

 他に目を引いたのは、クランプラーUSAスタッフの私物バッグです。これは市販の「コンプリート・シード」と同じサイズで、しかし一点ものとして作られたカスタムバッグです。自分や友人がデザインした絵をベースに生地を切り抜き、ミシンで柄をひとつひとつ縫って完成させたそうで、これは米国ニューヨークと豪州メルボルンの2軒の直営ショップで来店客からのみ受け付けている特注サービスです。


【クランプラーUSAのマネージャーと営業スタッフの私物バッグ2種。】

メッセンジャーバッグのカラーが新しくなった今年も、正規カタログ掲載モデル意外にも細かなバリエーションが発売される予感がして楽しみです。


【巨大な吊りロゴマークも健在。超目立っていました。】







 

●番外レポート:ユタ州唯一のプロカメラショップ突撃取材敢行

クランプラー展示会が行われたソルトレイクシティ滞在中に、ニコン USAのwebサイトを見ていたら、自分のホテルから6ブロックほど離れた場所にかなり面白そうなプロショップがあったので、出掛けてみました。



【 映画の製作プロダクションのようなPictureline建物外観】

The Pictureline Inc.
305W 700S, Salt Lake City, UT 84101
TEL:1-801-364-1200
月〜金:9:00〜18:00
土:10:00〜14:00
http://www.pictureline.com/


 

この「ピクチャーライン」は1989年創業で、最初は1人で始めた小さなショップが、18年を掛けて社員数16人の中規模のプロショップに成長したそうです。場所はソルトレイクの街の外れで、周囲は倉庫や自動車ディーラーが並びます。店内は倉庫を改造した造りながらその面影さえ感じさせず、素晴らしく明るく広々とした、まるで高級デパートのように美しい店内に驚かされます。


【 綺麗に整頓されて見易い店内。天井からのスポット光と、所々に置かれた植物がまるでデパートのよう。】


 

 ユタ州にはカメラ店らしいカメラ店は存在しないので、この「ピクチャーライン」が州唯一のプロショップです。取り扱いブランドはニコン・キヤノン・アップル・エプソン・ライカ・ハッセルで、特に力を入れているのはEOS-1Ds MkIIとハッセルのH2 Digital Backとのこと。カメラ機材レンタルも行っており、プロフォトのバッテリータイプ・ストロボや各種スタンド、サイコロなども完備。全てのカメラ機材はテンバのケースに入れて貸し出されます。


 

店内はブランドごとにコーナー分けされており、エプソンの大判プリンタも実働デモ機コーナー、キヤノンのDSLRのコーナー、ライカデジタルモジュールRコーナー、ニコンのDSLRショーケース、プレゼン用品、薬品とフィルム、バッグ、三脚というように実に分かり易く、そして落ち着いた雰囲気で陳列されています(店内は全て厚みのあるカーペット敷き)。


【レンタルの受付コーナーと、ニコンのDSLRが飾られた什器】


 

 店員は数人を除いてみんながカメラマン経験者で、顧客に接客するときの説得力の違いが店の武器だそうです。商品は彼らスタッフが相談しあい、特定ブランドを気に入ってもそこの全商品を取り扱うことはせず、本当にプロにとって必要なモノだけをセレクトして販売しているそうで、カメラ本体も一眼レフタイプかバックタイプのデジタルだけを在庫しているそうです。


【カメラだけでなく、現像液やCCDクリーナー、アルバムや展示フレームまでバッチリ在庫。フレームは、ニールセン製アーカイバルギャラリーフレームがイチオシなのだとか。】


 

店内にはセミナールームもあり、RAW現像ソフトの使い方の講習会を開いています。店内にしろセミナー室にしろ、廊下にチリひとつなく、また間接照明によって落ち着いた雰囲気を出しているのが印象的です。


【プロジェクターやMacを完備したセミナー室と、存在感抜群のカタログ用キャビネット。お客さんは自由にここからカタログを持って行けるように、すべての引き出しに機種名が明記されていて圧巻。】


 

  この店は全米カメラ誌には一切広告を出さず、自社webとお客さんの口コミだけでこの18年間の売上を支えてきたそうで、その方針は今後も変わらないそうです。売上の75%は店舗、残りがオンラインストアで、オンラインは4年前から順調に伸びているとのこと。NYにあるような大手量販カメラ店とは異なり、対面接客できちんとカメラを手渡していく誠実さに好感を持ちました。


【大判プリンタも複数台実働可能な状態で置かれ、Mac本体も常時在庫。】


 

以上、クランプラーの最新プレビューとソルトレイクシティのプロショップ訪問記をお届けしました。クランプラーの展示会はアウトドア業界に携わる業者以外は入場出来ないクローズドな展示会ですが、ここ記事をご覧のどなたかソルトレイクシティに立ち寄る機会があれば、ぜひピクチャーラインのお店を覗いてみて下さい。日本とはひと味違った素敵なショップの雰囲気に驚く事と思います。


【ショップ出口付近にはちゃんと冷蔵庫が。お会計や保証書記入は座ってゆったりと行える。レジはすべてiMacを使用。】

(文と写真:編集部)
Special thanks to Mr.Chris Bunderson & everyone at Pictureline Inc., Salt Lake City.

   
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