製品特長
主な仕様
広角端28mmから望遠端300mmまでをカバーする10.7倍高倍率ズーム
28-300mm F/4-7.1 Di III VC VXD (Model A074)は、高倍率ズームレンズのパイオニアであるタムロンが、新たに挑戦し、作り上げたレンズです。最大の特長は、その10.7倍の焦点距離。
もっと望遠側での撮影を楽しみたいという高倍率ズームレンズのユーザーの声にお応えし、広角端は28mmスタート、望遠端を新たに300mmとしました。
そのうえサイズは300mmズームにしてフィルター径Φ67mmと、多くの方の手の中に収まるサイズを追求しています。
この1本で風景からスナップ、ポートレートやスポーツ、また日常や身近な季節の変化から旅行、圧縮効果を活かした作品づくりまで、幅広い画角によるさまざまなシチュエーション対応が可能に。
撮るものが決まっていなくても、28-300mm F4-7.1だけ携えれば、レンズ交換不要であらゆる「撮りたい」に対応できる、行動派レンズです。

焦点距離全域で味わえる、優れた描写性能
28-300mm F4-7.1の高画質・高解像性能を支えるのは、13群20枚のレンズ構成です。
特殊硝材レンズであるXLD (eXtra Low Dispersion)レンズ(1枚)、LD (Low Dispersion: 異常低分散)レンズ(1枚)などを活かした光学設計により、色収差をはじめとする諸収差を効率よく抑制。フルサイズミラーレス一眼カメラ用高倍率ズームレンズとして、クラストップレベルの高画質を誇ります。
また、ゴースト・フレアの発生を抑えるBBAR-G2 (Broad-Band Anti-Reflection Generation 2)コーティングの採用で、逆光でも繊細かつクリアな写りを可能にし、撮影ポジションに左右されない自由な作品づくりを支えます。
10.7倍ズームにして、驚きの小型・軽量性
広角端28mmから望遠端300mmという、10.7倍ズームをカバーする広い焦点距離を持ちながら、長さ126mm、質量610gという高い携帯性を実現した28-300mm F4-7.1。
どこへでも気軽に持ち出せ、長時間の撮影でも疲れにくいため、バッグの中の荷物を少なく保ちたい方にもおすすめです。
また広角端28mmの最短撮影距離0.19mにおいて楽しめる、最大撮影倍率1:2.8のワイドマクロ撮影は、本レンズの取り回しの良さと抜群の好相性。
さらにスポーツや鉄道など、ズームイン・アウトをしながらの静止画・動画撮影でも的確なフレームワークがしやすく、使い心地の追求にも余念がありません。
広角端28mmから望遠端300mmまで、思いのままに撮れる高速・高精度AF搭載
10.7 倍のズーム域でもスピーディーかつスムーズにピント合わせが行えるよう、28-300mm F4-7.1では、AF駆動にリニアモーターフォーカス機構VXD (Voice-coil eXtreme-torque Drive)を採用しました。
このタムロン史上最高レベルの高速・高精度AFが、「高倍率ズームレンズはAFが遅い」という既成概念を覆し、シャッターチャンスを最大限にサポートします。
また静粛性が高く、動体を含むフォーカス追従性にも優れているため、静かさが求められる環境から、運動会や飛行機・野鳥など動きのある被写体の静止画撮影、動画撮影でも活躍。本レンズ1本で、幅広い撮影シーンに対応できます。
撮影に安定感を与える、タムロン独自の手ブレ補正機構VC
コンパクトなサイズながら、28-300mm F4-7.1はタムロン独自の手ブレ補正機構VC (Vibration Compensation)を搭載。これにより、望遠域や低照度下での撮影で発生しやすい手ブレを効果的に抑制し、300mmまでの望遠域で三脚を持ち運びしなくても安定した撮影をお楽しみいただけます。
また焦点距離100mm以下ではAI (人工知能)テクノロジーを活用することで、動画撮影に配慮した補正効果も得られます。

静止画・動画撮影の可能性を広げる専用ソフトウェアTAMRON Lens Utility™に対応
28-300mm F4-7.1では、独自開発した専用ソフトウェアTAMRON Lens Utility (パソコン版・AndroidTM?*1?OS用モバイル版)をご使用いただけます*2。レンズに搭載したフォーカスセットボタンに本ソフトウェアやカメラの各種機能を割り当てたり、最新ファームウェアへのアップデート*3が可能です。
またモバイル版にも対応しており、レンズに触れることなく各種機能をお使いいただけます。静止画・動画など各スタイルに応じて機能をカスタマイズすることで、より充実した撮影を実現します。
*1 Android は Google LLC の商標です。
*2 パソコンへの接続はTAMRON Connection Cable?(端子形状: USB Type-A to Type-C (Model CC-150)またはUSB Type-C to Type-C (Model CC-350)/別売)をご使用ください。
スマートフォンへの接続はTAMRON Connection Cable?(端子形状: USB Type-C to Type-C (Model CC-350)/別売)をご使用ください。
*3 モバイル版ではレンズのファームウェアアップデートには対応しておりません。レンズのファームウェアアップデートはパソコン用のTAMRON Lens Utilityをお使いください。
TAMRON Lens Utility 機能紹介ページはこちら
フルサイズミラーレス用レンズの多くを、フィルター径Φ67mmで統一
ミラーレスの世界をより幅広く楽しんでいただくため、28-300mm F4-7.1の他にもフィルター径Φ67mmラインアップを数多く揃えています。
ミラーレスカメラとの組み合わせに相応しい小型・軽量設計とし、すべてのフィルター径はタムロンのズームレンズシリーズ共通のΦ67mmを実現。複数同時に持ち歩いても携帯性が高く、各種フィルターが共用できるためレンズ交換時に径の異なるキャップを探す手間が省けるなど、高い利便性を発揮します。
フィルター径Φ67mmラインアップ
操作性を考慮したレンズデザインを採用
レンズを構成する各パーツの細部まで見直しを図り、操作性・質感を考慮したデザインとなっています。
レンズの外装には、光沢度を高めた艶のあるブラック塗装を採用。対擦傷性が向上しキズが付きにくくなり、指紋も目立ちにくくなりました。
またリングラバーのグリップ性能も向上。品のある存在感を演出するブランドリングなど、細部にいたるまで機能美を追求してデザインされています。
詳細はこちら
デザインコンセプトページ
カメラの主な機能に対応
・ファストハイブリッドAF
・瞳AF
・ダイレクトマニュアルフォーカス(DMF)
・カメラ内レンズ補正(周辺光量、倍率色収差、歪曲収差)
・AFアシスト
※各種機能につきましては各カメラにより異なります。詳しくはカメラの取扱説明書にてご確認ください。
※レンズのファームウェアを最新バージョンにアップデートしてください。
※2024年6月現在。
搭載レンズテクノロジー
BBAR (Broad-Band Anti-Reflection)G2コーティング
ゴーストやフレアの発生を抑制するコーティング。
円形絞り
点光源を撮影した際に写る丸ボケが、開放から2段絞っても真円に近い形状を維持。
簡易防滴構造
防滴用シーリングが、外部からの水滴侵入を防止。
ズームロック機構(スイッチ)
レンズを持ち歩く際に自重落下を防止。
エンジニアリングプラスチック
寸法安定性に優れ、工業用の用途にも耐える強度を持つ素材。
GM (ガラスモールド非球面)レンズ
ディストーションや周辺の解像感を向上するのに大きな効果を発揮。
XLD (eXtra Low Dispersion)レンズ
光の分散性がLDレンズよりもさらに低い特殊ガラス素材。色収差を効果的に除去・補正。
LD (Low Dispersion: 異常低分散)レンズ
光の分散性が非常に低い性質を利用して、色収差を効果的に除去・補正することができる特殊ガラス素材。
防汚コート
耐久性にも優れた汚れ防止コーティング。
手ブレ補正機構VC (Vibration Compensation)
微細な振動を抑え、安定した画づくりをサポートする独自開発の機構。
VXD (Voice-coil eXtreme-torque Drive)
クラス最高レベルの速度・精度を実現するリニアモーターフォーカス機構。
製品仕様
| 画角(対角画角) | 75°23'-8°15' <35mmフルサイズミラーレス一眼カメラ使用時> |
|---|---|
| レンズ構成 | 13群20枚 |
| 最短撮影距離 | 0.19m (WIDE) / 0.99m (TELE) |
| 最大撮影倍率 | 1:2.8 (WIDE) / 1:3.8 (TELE) |
| 手ブレ補正機構 | 〇 |
| フィルター径 | Φ67mm |
| 最大径 | Φ77mm |
| 長さ* | 126mm |
| 質量 | 610g |
| 絞り羽根** | 9枚 (円形絞り) |
| 最小絞り | F22-40 |
| 標準付属品 | 花型フード、フロントキャップ、リアキャップ |
| 対応マウント | SONY E マウント |
* 長さ=レンズ先端からマウント面まで。
** 絞り開放から2段絞り込んだ状態まで、ほぼ円形の絞り形状を保ちます。
仕様、外観、性能等はお断りなく変更する場合があります。
本製品は、ソニー株式会社とのライセンス契約の下で、ライセンスを受けたEマウント仕様書に基づき開発・製造・販売されています。


