風景、スナップ、ポートレート、動物、鳥 ― あらゆる撮影に対応する高倍率ズームレンズ
本レンズの最大の特長は、そのズーム比にあります。2021年の発売当時、APS-Cサイズミラーレス一眼カメラ対応レンズとして世界で初めて*1、16.6倍のズーム比を実現しました。焦点距離は18-300mm*2をカバーし、広角から超望遠まで幅広い撮影が可能。特に300mmの超望遠を備えた高倍率ズームレンズは、広大な風景や日常的なスナップ、ポートレートはもちろん、動物に鳥、スポーツや子どもの運動会など、さまざまなシーンで活躍します。さらに、質量は約620g*3、フィルター径は当社ミラーレス用レンズシリーズの多くと共通のφ67mmを採用。コンパクトな設計のため、旅行や登山などの持ち運びにも最適です。
*1 APS-Cサイズミラーレス一眼カメラ対応ズームレンズにおいて。(2021年7月当時。タムロン調べ)
*2 35mm判換算27-450mm相当(ソニー Eマウント用、富士フイルム X マウント用、ニコン Z マウント用)、28.8-480mm相当(キヤノンRFマウント用)。
*3 ソニー Eマウント用において。
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鳥や動物などの素早い動きも逃さない、クラス最高レベルの高速・高精度AF
18-300mm F3.5-6.3は、高倍率ズームレンズの常識を覆す優れた近接撮影能力を誇ります。広角端18mmでは最短撮影距離0.15m、最大撮影倍率1:2を達成。また、ワーキングディスタンスは驚きの5mm*4で、思い切り被写体に近づきながら、同時に背景も取り込むようなワイドマクロ特有の写真表現も可能です。
*4 最短撮影距離0.15m (広角端)での撮影において、被写体とレンズ先端の距離はおよそ5mmとなります。レンズ前玉に被写体が接触しないように撮影をお楽しみください。
圧倒的に寄れる、最大撮影倍率1:2で楽しむワイドマクロ撮影
16-30mm F2.8 G2はズーム倍率の拡大に加え、リニアモーターの採用やコネクターポート、フォーカスセットボタンの追加など大幅に機能を拡充。それらの進化を遂げながらも、無駄のない洗練された鏡筒設計で、初代と同等の驚異的な軽量・コンパクトサイズ(重さ440g・長さ101.8mm*1・フィルター径φ67mm)を維持しています。また、内部構造を見直し、剛性とコンパクトさのバランスを両立しました。
一方、最新の光学設計やカメラ内レンズ補正機能*2への対応で、高い描写性能を確保。これらの工夫により、携帯性に優れた1本として、日常から旅行まで幅広いシーンで快適に高画質な撮影を楽しめます。
さらに、ズーミング時に鏡筒の長さが変化しない設計を採用し、重心移動を抑制。手持ち撮影やシューティンググリップを装着したVlog撮影・自撮り、ジンバル使用時でも安定した操作が可能です。
*1 長さ、質量はソニー Eマウント用の数値です。
*2 カメラ内レンズ補正機能をオンにして撮影をお楽しみください。
ズーム全域において妥協のない画質と美しいボケ味を実現
本レンズは、高倍率ズームレンズながらも描写性能にもこだわった高解像レンズです。4枚のLD (Low Dispersion:異常低分散)レンズや3枚の複合非球面レンズといった特殊硝材を贅沢に使用し、画面中心から周辺に至るまで美しい描写を実現。色収差をはじめとする諸収差を良好に低減します。さらにBBAR-G2 (Broad-Band Anti-Reflection Generation 2)コーティングが、逆光での撮影時に発生しやすいゴーストやフレアを抑制。ズーム全域での高画質とやわらかいボケ味を両立させました。
タムロン独自の手ブレ補正機構VC搭載で、望遠撮影や夜景撮影をサポート
本レンズは、望遠域で発生しやすいブレを抑制するために、タムロン独自の手ブレ補正機構VC (Vibration Compensation)を搭載。薄暗い室内や夜景といった低照度下においても、手持ち撮影時の安定性を向上させ、画質の低下を効果的に軽減します。また、AI (人工知能)テクノロジーを活用することで、焦点距離70mm以下では動画撮影に配慮した補正効果を得ることもできます。
キヤノンRFマウント用に搭載した、AF/MF切り替えスイッチとVC ON/OFFスイッチ
キヤノンRFマウント用の18-300mm F3.5-6.3には、AF/MF切り替えスイッチとVC ON/OFFスイッチを搭載。花やテーブルフォトなどの近接撮影で繊細にピント合わせをしたいときや、スポーツや動物など手持ちでの撮影と三脚での撮影を切り替える際に便利です。撮影状況に応じた柔軟な設定が可能となり、さらなる利便性と快適な操作性を実現しました。
ニコン Z マウント用とキヤノンRFマウント用で使用可能なソフトウェアTAMRON Lens Utility™
ニコン Z マウント用とキヤノンRFマウント用では、独自開発した専用ソフトウェアTAMRON Lens Utilityをご使用いただけます*5。本機能を活用することで、カメラ本体を通さずいつでもご自身で手軽に最新ファームウェアへのアップデートが可能*6。ファームウェア情報の画面では、ご自身のレンズのバージョンを確認でき、最新のファームウェアがある場合にはアップデートを行えます。
*5 パソコンへの接続はTAMRON Connection Cable (端子形状: USB Type-A to Type-C (Model CC-150)またはUSB Type-C to Type-C (Model CC-350)/別売)をご使用ください。
*6 18-300mm F3.5-6.3は、各種機能のカスタマイズは行えません。
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ミラーレス用レンズの多くを、フィルター径φ67mmで統一
タムロンのミラーレス用レンズは、フィルター径φ67mmラインアップを数多く揃えています。ミラーレスカメラとの組み合わせに相応しい小型・軽量設計。そしてフィルターやキャップを共用できるなど他の同シリーズレンズとの互換性があり、携帯性と利便性を向上させます。
フィルター径φ67mmラインアップ >
搭載レンズテクノロジー
BBAR (Broad-Band Anti-Reflection) G2コーティング
ゴーストやフレアの発生を抑制するコーティング。
円形絞り
点光源を撮影した際に写る丸ボケが、開放から2段絞っても真円に近い形状を維持。
簡易防滴構造
防滴用シーリングが、外部からの水滴侵入を防止。
ズームロック機構(スイッチ)
レンズを持ち歩く際に自重落下を防止。
エンジニアリングプラスチック寸法安定性に優れ、工業用の用途にも耐える強度を持つ素材。
LD (Low Dispersion: 異常低分散) レンズ光の分散性が非常に低い性質を利用して、色収差を効果的に除去・補正することができる特殊ガラス素材。
防汚コート
耐久性にも優れた汚れ防止コーティング。
VXD (Voice-coil eXtreme-torque Drive)
クラス最高レベルの速度・精度を実現するリニアモーターフォーカス機構。
手ブレ補正機構VC (Vibration Compensation)
微細な振動を抑え、安定した画づくりをサポートする独自開発の機構。
| 画角 (対角画角) | 77°24'-5°30' (ソニー Eマウント用 / ニコン Z マウント用 / 富士フイルム X マウント用) 73°49'-5°10' (キヤノンRFマウント用) |
|---|---|
| レンズ構成 | 15群19枚 |
| 最短撮影距離 | 0.15m (WIDE) / 0.99m (TELE) |
| 最大撮影倍率 | 1:2 (WIDE) / 1:4 (TELE) |
| 手ブレ補正機構 | 〇 |
| フィルター径 | Φ67mm |
| 最大径 | Φ75.5mm |
| 長さ* | 125.6mm (ソニー Eマウント用) 127.6mm (ニコン Z マウント用) 125.8mm (富士フイルム X マウント用) 123.6mm (キヤノンRFマウント用) |
| 質量 | 620g (ソニー Eマウント用 / 富士フイルム X マウント用) 635g (ニコン Z マウント用) 625g (キヤノンRFマウント用) |
| 絞り羽根** | 7枚 (円形絞り) |
| 最小絞り | F22-40 |
| 標準付属品 | 花型フード、フロントキャップ、リアキャップ |
| 対応マウント | SONY E マウント NIKON Z マウント FUJIFILM X マウント CANON RF マウント |
| 発売日 | 2021年9月24日 (SONY E マウント) 2021年10月28日 (FUJIFILM X マウント) 2025年8月28日 (NIKON Z マウント) 2025年9月26日 (CANON RF マウント) |
* 長さ=レンズ先端からマウント面まで。
** 絞り開放から2段絞り込んだ状態まで、ほぼ円形の絞り形状を保ちます。
仕様、外観、性能等はお断りなく変更する場合があります。
本製品は、ソニー株式会社とのライセンス契約の下で、ライセンスを受けたEマウント仕様書に基づき開発・製造・販売されています。
本製品は、株式会社ニコンとのライセンス契約の下で、開発・製造・販売されています。
本製品は、キヤノン株式会社とのライセンス契約の下で、開発・製造・販売されています。






