製品特長
主な仕様
Fairlight Desktop Console
Fairlightページには、マウスとキーボードで操作するソフトウェアベースのミキサーが搭載されていますが、ハードウェアベースのコンソールを使用すると、作業がはるかに高速化します。その理由は、ハードウェアベースのコンソールでは、複数のサウンドのミックスや複数のパラメーターの調整を同時に実行できるからです。
ノブとフェーダーは抵抗感が程よく、極めて繊細な調整が可能。Fairlightパネルは、世界屈指のオーディオエンジニアの協力のもとに開発されているため、ワークフローが効率化されます。
また、コントロールは論理的に配置されており、その時々の作業に応じて自動的に機能が変わります。
デスクトップタイプまたはモジュラーコンソールのどちらを使用しているかに関わらず、Fairlightでは他のシステムよりはるかに高速かつ高品質な作業が行えます。
デスクトップタイプ&フルコンソールモデル
airlight Desktop Consoleは、12個のタッチセンサー式フェーダーとパンノブで構成されるバンク、各チャンネルストリップの上に内蔵されたLCD、チャンネルコントロールボタン、オートメーショントランスポート/ナビゲーションコントロール、モニター接続用のHDMIグラフィックインターフェース出力などを搭載したオーディオコントロールサーフェスです。Fairlight Desktop Consoleは、フル機能のオーディオミキシング・コントロールサーフェスです。複数のトラックを同時にミックスでき、多数のパラメーターおよびプラグインを自動化できます。また、チャンネル機能のコントロール、録音、モニタリング、プロジェクトのナビゲーションにも対応しています。
Fairlight Desktop Consoleは、初めてコンソールを使用するユーザーや、小さめのスタジオ、CM、オンラインコンテンツ、インディーズの制作などに最適。
使い慣れたミキサーのデザインに、12個のモーターフェーダーおよび高精度のコントロールノブを搭載しており、発光ボタンではチャンネルの状態をすばやく確認できます。
ノブとボタンを使用すると、チャンネルのパラメーター、EQ、ダイナミクス、プラグインなどを操作できます。内蔵のHDMI出力でディスプレイに接続すれば、大型のコンソールと同様に、インタラクティブなグラフィックのフィードバックが得られます。
コンパクトかつプロフェッショナル
Fairlight Desktop Consoleは、フルサイズのモジュラーコンソールと同じ高品質のフェーダーを搭載。フェーダーはスムーズで程よい抵抗感なので、繊細な調整が可能です。
精密に設計されたエンコーダーノブは、長期にわたって静かな操作が可能。
コンソールのボタンは100万回のプッシュ操作テストに合格しています。
各LCDはチャンネルごとのトラック情報を表示します。高品質のサーチダイヤルは極めて応答性が高く、マウスよりはるかに高速です。
フロントパネルのバンパーは柔らかな素材で作られているため、長時間でも快適に作業できます。
コンソールは、カスタマイズしたデスクに平らに設置でき、電源も内蔵しているため、電源ブリックを使用する必要はありません。
高品質サーチダイヤル
タッチセンサー式エンコーダーノブ
12個のモーターフェーダー
チャンネルストリップ
Fairlight Desktop Consoleは12のチャンネルストリップを搭載しており、オーディオをミックスする際に様々な方法で使用できます。各チャンネルストリップには、レベル調整用のモーターフェーダー、ソロ用、ミュート用、他のパラメーター用のボタン、多機能パンノブ、作業中のチャンネルまたはトラックの情報を表示するLCDが搭載されています。
各チャンネルストリップはプロジェクト内の任意のトラックに割り当てることができ、トラックを個別にコントロールできます。
また、1つのストリップでグループ内の複数のトラックをコントロールしたり、複数のチャンネルストリップを使用して複数のバスをコントロールしたりすることも可能です。
これにより、録音やミキシングを思い通りに行うために必要な速度と柔軟性が得られます。
チャンネルステータス表示
個別の高解像度LCDスクリーンが12個のフェーダーストリップの上に搭載されています。これらのスクリーンには、トラック名、番号、色、パンの状況、チャンネルレベルメーター、オートメーションの状況、バスルーティングなどの情報が表示されます。
多機能パンノブ
多機能パンノブは、パンに使用したり、他のFairlightパラメーターの操作に割り当てたりできます。「Control」を押しながらタップするとリセットでき、「Shift」を押しながら使用するとより細かなコントロールが可能。パンノブは回転エンコーダーであるため、機械式ノブのような不快なノイズは生じません。
チャンネルストリップ・コントロール
12個のフェーダーチャンネルストリップは、それぞれ独自のソロ用とミュート用のボタンを搭載しているため、トラックをすばやく分離したり、一時的にオフにできます。多機能選択ボタンでは、トラックパラメーターのロードや、オートメーションおよびプラグインコントロールの有効化が可能です。
モーターフェーダー
ベルト駆動式の100mmモーターフェーダーが12個搭載されており、ボリュームを高精度で調整し、レベルを調整できます。バンクコントロールボタンでは、フェーダーセットを切り替えて異なるチャンネルを制御できます。また、センドと録音レベルの調整にフェーダーを割り当てることも可能です。
ナビゲーション&トランスポートコントロール
締め切りが厳しく、多数のトラックがある大規模なプロジェクトを扱っている場合、タイムラインをスクロールしたり、クリップを探すために時間を無駄にしたくないはずです。Fairlight Desktop Consoleは、トランスポートボタンと高品質ジョグシャトルホイールを搭載しているため、効率的に作業を行えます。
つまり、タイムラインをすばやく移動して目的のクリップまで簡単に進むことができ、スクラブ、再生の開始/停止、別の場所へのジャンプをすばやく実行できます。
コントロールは論理的にグループ化されているので、手の位置を変える必要なく、タイムラインの端から端、または任意の場所に瞬時に移動できます。
サーチダイヤルは、タイムラインのズームやクリップのレベル調整にも使用できます。
タスクベースのコントロール
コントロール機能選択ボタンを使用して、パネル上のボタンやノブを様々な目的に割り当てられます。マスターおよびチャンネルコントロール、パン、プラグインコントロール、EQ、ダイナミクスなどをすばやく選択できます。
デフォルトでは、コンソールはストリップモードで機能します。
このモードでは、1トラックごとに1つのチャンネルストリップが使用できます。
フォーカスモードでは、コンソールの選択ボタンとノブすべてを1つのトラックのパラメーターまたはプラグインに割り当てられます。
つまり、1つのトラックのEQ、ダイナミクス、その他のプラグインパラメーターをコンソールのすべての選択ボタンとノブを使用して調整できます。例えば、EQの複数の周波数帯域を同時に調整できます。マウスでは不可能な作業です。
オートメーションの記録
Fairlightのパワフルなオートメーション機能では、パラメーターに対する変更を、タイムラインの進行に合わせて記録できます。例えば、コンソールのフェーダーの動きに合わせたレベル変更を記録可能。これらのフェーダー調整を保存して、後で編集することもできます。
Fairlightでは、シンプルなレベルの変更から、複雑なプラグイン、EQ、ダイナミクスの変更まで、あらゆる作業を自動化できます。
つまり、コンソールを使用してライブ調整の作成・保存が可能です。フェーダーとノブはタッチセンサー式で、触ると有効になるため、特定のパラメーターを調整したいことをコンソールに知らせるためにそれらを動かす必要はありません。
6個のオートメーションボタンを使用して、オートメーションの有効化/無効化、記録方法の設定、タイムライントラックに表示するオートメーションカーブの指定が可能です。
モニタリングコントロール
Fairlightページのモニタリングオプションは柔軟性が高く、様々なスピーカーセットでサウンドをプレビューできます。ヘッドフォン、ニアフィールドモニター、メインステレオモニター、イマーシブ3Dサラウンドシステムなど、あらゆるスピーカーに切り替えてモニタリングできます。
Fairlight Desktop Consoleのモニタリングコントロールでは、ソース間の切り替えや、スタジオとブース両方のレベルコントロールを実行でき、コンピューターにFairlight Audio Interfaceをインストールしている場合はトークバックのコントロールも可能です。
レベルノブに加え、スピーカーのDIMおよびミュートボタンも搭載しているため、スタジオで会話する際に瞬時にサウンドを切ったり下げたりできます。
HDMI外部モニタリング
視覚的なフィードバックが必要な場合は、HDMIディスプレイをFairlight Desktop Consoleに追加できます。これにより、コンソールにおけるすべての作業をグラフィックディスプレイで確認できます。
チャンネルストリップ情報、レベル、EQ、ダイナミクス処理、プラグインのインターフェースなどの表示が可能。
タイムライン上部でポップアップウィンドウを開く必要はありません。例えば、EQ設定を調整すると、ノブの回転に反応してインターフェースが表示されます。
スクリーンは自動的に切り替わり、バス、インラインチャンネルストリップ・コントロール、またはフォーカスモードでは単一チャンネルコントロールが表示されます。
HDMIモニターを接続するだけで使い始められ、コンフィギュレーションを行う必要はありません。
Fairlightコンソール
Fairlight Desktop Consoleの使い方をマスターしたら、大型モジュラーコンソールのコントロールやインターフェースの多くが同じものなので、容易にステップアップできます。モジュラーコンソールはより多くのフェーダーおよびコントロールボタンを搭載しており、規模の大きいプロジェクトのミキシングも簡単です。
Fairlight Console Audio Editor、Fairlight Console Channel Faders、Fairlight Console Channel Control、Fairlight Console LCD Monitorを組み合わせて、カスタムコンソールを構築できます。
コンポーネントはデスクに追加するか、2、3、4または5ベイのFairlightシャーシを選択して、組み合わせて設置できます。
まずは1台のシャーシを購入し、後日、必要に応じてコンポーネントを追加することも可能です。
また、コンソールの角度を調整したり、使用していない空きパネルスペースを埋めたりなど、様々な目的のシャーシアクセサリがあります。
接続
コンピューターインターフェース | USBタイプC |
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イーサネット | イーサネットは10/100/1000 BaseTをサポート。 |
HDMIビデオ出力 | HDMIタイプA x1 |
アップデートおよびコンフィギュレーション | ソフトウェアコンフィギュレーション/アップデート用USBタイプC x1 |
フォーマット
HDMIビデオフォーマット | 1080p23.98、1080p24、1080p25、1080p29.97、1080p30、1080p50、1080p59.94、1080p60 |
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ソフトウェア | アップデートアプリケーションによる内部ソフトウェアアップグレード |
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オペレーティングシステム | Mac 10.15 Catalina またはそれ以降のバージョン Windows 10(64-bit) |
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設定コントロール | Fairlight StudioおよびConsole Setup Utility(USBでの接続時) |
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電源条件
電源 | 内蔵100-240V AC 50/60Hz(IEC C14)電源入力 | 使用電力 | 最大20W |
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サイズ
作動環境
作動温度 | 0°~40°C(32°~104°F) |
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保管温度 | -20°~60°C(-4°~140°F) |
相対湿度 | 0%~90%(結露なし) |
同梱物 | Fairlight Desktop Console、1.5m USB-Cケーブル |
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保証 | 1年限定メーカー保証 |
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