【GIN-ICHIスタッフブログVOL.32】いつが替え時?!様々な機材の買い替え時案内!その①

こんにちは!

梅雨のような天気が続きますね。
偏頭痛持ちには辛い季節です…
週末には晴れ間もあるそうなので、頑張って乗り切りましょう!

さて、今日は少し視点を変えて
様々な機材の『買い替え時』についてお話ししたいと思います!

カメラ関係の機材は、どれも高価なものが多く、そんな簡単に買い替えられないよ!という方が多いと思います。
特にカメラボディなんて、毎年、なんなら毎月のように魅力的な新機能がついたものが登場し
仕事のためにカメラを買っているのか、カメラを買うために仕事をしているのかわからなくなってきた。。。。
なんてお声も時々聞きます。

やはり、カメラはある程度で、技術の進歩があるので、ご自身の必要なお仕事に合わせて 買い替えていただくのが一番だと思います。

ですが、それ以外の機材は、いかがでしょう?
例えば、ストロボやモニターや小物など、今あるもので満足していたり、使用頻度が少し低めだったりすると、
気がつくと5年、10年同じものを使ってる?!なんてこともよくあるのではないのでしょうか?

もちろん、問題なくお使いいただけているのであれば、むやみに買い替えをする必要もないですが 今日は、意外と気がつかない、機材の経年劣化や、消耗を見てあげるきっかけになっていただけたらと思います♪




*そのストロボ、発光管チェックしてますか?!


モノブロックストロボ、ジェネレータータイプのヘッド、ともに
ストロボには必ず『発光管』がついています。
その発光管ですが、定期的にチェックされていますでしょうか?

ストロボの故障じゃないか?!というご相談で
発光した際の色温度がおかしい、安定しない、赤に転ぶ、出力を絞った時に点灯しなくなる
などのお声をいただくことがあります。
この際に多いのが、発光管の劣化です。 もし、お手持ちのストロボが発光管が見える状態の物であれば、ぜひ見てみてください。






このように、発光管が白く濁ってきたら消耗している証拠です。

間違えやすいのですが、発光管の根元が黒く濁っているのは
新品からその状態のことが多いです。



黒い汚れは、発光管に中の金属部品を取り付けた際に出るものなので、ご安心ください。

使用していると根元からだんだんと白濁してきて、使い続けると上記の写真のように
全体が濁ってきます。
この範囲が、だいぶ広がってきてしまっていたら、交換の目安です。
ほとんどの場合は、この発光管を交換するだけで解決します!

このように、発光管だけでも販売しておりますので、自分で取り替えることも可能です。が!!
発光管は素手で触ってしまうと、手の汚れや脂がつき、発光させた際に焦げたり、最悪の場合そこに熱がたまり発光管が割れてしまったりする可能性もあります!
なので、ご心配な方は、スタジオショップにお持ちいただくか、メーカーのメンテナンスに出すことをお勧めします。

また、最近ではProfotoのモノブロックストロボのように
発光管の前に、ガラスがはまっていて、自分では確認、取り出しができないようになっているものもあります。
取れるものもありますが、破損の原因になりますので、
こちらの場合もスタジオショップにお持ちいただくか、メーカーのメンテナンスにお出しください!

その他にも、ストロボは常にファンを回し、外気を吸って中を冷やして、空気を吐き出し放熱をしています。(一部を除く)
そのため、実は、中を開けたら大量の埃が詰まってた!!!なんてことも。
ストロボは大量の電気をためて、ストロボ光に変えるモノです。
今時のストロボは、いきなり大爆発!なんてことも少なくなりましたが、
最初に1回発光させたあと、焦げた匂いがしたり、小さくでも煙が出たり、異音がしたら、確実にメンテナンスすべきタイミングです。
この症状がでていなくとも、数年お使いでしたら、ある程度の定期的メンテナンスを行うことで、常に安全にお使いいただけますので、
時々、気にかけていただけると嬉しいです!

また、お師匠さんから受け継いだ20年前のストロボをいまだに現役で使ってる!
なんてお話しを聞くことも珍しくないですが、 それぐらい時間の経った機材ですと、万が一何か不調がでて修理でお預かりしても
パーツなどの不足により、修理できない場合もございます。
明日から撮影なのにこのストロボがないと困る・・・!!
なんてことがないように、
古めのストロボをお使いの方は、徐々に新しいものに移行する準備をしていただけると、
いいと思います!




*実は色が違う?!モニターの寿命って


モニターも、比較的お話を聞いていると、長くお使いになるものの一つです。
特にEIZOのカラーマネジメントモニターをお持ちの方などは、モニター自体も高価で、安定してずっとお使いいただけるため
なかなか買い替えに踏み切りづらいものの一つだと思います。

ですが、モニターも消耗することをご存知でしょうか?
かなりハードにお使いの方などは、5~6年使うと『なんかマゼンタが強い気がする・・・』とお思いの方も
いらっしゃるのではないでしょうか?
なかなか、ご自宅に設置すると、他と見比べることもないので、
どれぐらい色が変わってきてしまっているのかわかりづらいのも 買い替えしにくい原因の一つだと思います。

例えばEIZOのカラーエッジシリーズのほとんどが
ご購入から5年もしくは3万時間の保証をしています。
メーカー公表でも言っている通り、5年もしくは3万時間を過ぎても
すぐに使えなくなるということはありません。
しかし、やはりモニターパネルの劣化により、どんなにキャリブレーションをとっても色がすぐに転んでしまう現象が
起きるようになってしまったり、色が安定しないようになってしまったりします。

キャリブレーションモニターは、色々な基準になる、大切なモニターですので、
気になり始めたら、すぐに買い替えをご検討いただけるといいと思います!

また、センサー内蔵モデルについては、
センサーの寿命は、フィルター式のため、ある程度使っていると消耗し
精度は落ちます。
可能であれば、気になった際に、他のセンサーとコレレーション
を行い、測定結果の精度を高めてあげたり
有償にはなりますが、メーカーメンテナンスも行なっているので、そういったものを利用していただけると、よりいいと思います!

いかがでしょうか?
今回は買い替え時ブログ第1弾ということで
ストロボとモニターに特化してご紹介させていただきました。

ぜひ、この機会に、お持ちの機材をご確認いただければと思います!
第2弾以降もお楽しみに!




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