【GIN-ICHIスタッフブログVOL.112】RODE新製品 Wireless PROのココがすごい!なにが進化した?!



最終更新日:2024.2.7



こんにちは!

ちょっとお久しぶりになってしまった間に
季節も進み、だいぶ涼しくなりましたね。
あっという間にこのまま冬になってしまうのでしょうか….

さて!
今回は、先日発表となりました
RODE超期待の新製品Wireless PROをご紹介!!

日本でも発売前にも関わらず、その機能とコスパで話題沸騰中!

今回このブログでは、先行して
Wireless PROの魅力と、簡単な使い方をご紹介していきます♪

では早速いきましょう!








*Wirelessシリーズのおさらいと進化



2019年秋に発売したRODE Wireless GOから始まり
Wireless GO II、Wireless MEと、それぞれ進化を遂げてきた
RODE Wirelessシリーズ。

今までのワイヤレスマイクは、B帯と呼ばれる周波数帯を使ったものが多く、設定が複雑だったり、本体自体が大きくなってしまったり、価格帯もなかなか個人所有で複数台揃えるのは難しい…と
便利ではあるものの、なかなかカメラマンが手に取るにはハードルが高かったワイヤレスマイクの常識を覆す、新たな時代の幕開けとなった初代”Wireless GO”は
コロナ禍で、動画需要が一気に高まったこともあり、大ヒット商品となりました。

その後、2021年に発売した



こちらでは
1つの受信機に対し、2個の送信機を接続できるようになり
対談や、インタビューなどで、複数マイクの設置が必要な際に
そのままレコーダーなどを使わずとも、一眼カメラにそのまま2波の音声を
載せることができるようになったことで、
複雑なセッティングから解放され、
また、マイク自体に搭載されたメモリーにバックアップとして音声収録自体も可能になったことで、
少人数かつ失敗できない現場のカメラマンに愛される1台として
不動の人気を誇るマイクになりました。

また、今年春に発売した





こちらでは
今までのWireless GOと同じように手軽なワイヤレスマイクとして使えながらも、
受信機搭載のMEマイクなど、より機能を盛り込んでいます。そして、本体での操作性をシンプルにし、各種セットアップはアプリ経由で簡単にできるようになりました。
またPCやスマートフォンでも使用でき、このWireless MEから搭載されたゲインアシスト機能では自動でオーディオレベルの調整をしてくれることで、普段音声収録に馴染みがない方でも手軽に使えるようにセッティングされた、お手頃価格のマイクとして
Vlogを撮影されている方にも、愛用されるマイクとなりました。

そして、とうとう今月発売されるのが

こちらの
Wireless PROです。





では、このWireless PROになり、何が変わったのか!
ご紹介していきます。




*Wireless PROって何?なにが違うの??



先ほどご紹介させていただいた通り
年々進化を遂げてきたRODE Wirelessシリーズですが
このWireless PROは、
手軽に高品質な音声収録を求める方から、ハイエンドで映像制作をされる方にまで
お使いいただけるような様々な新機能を追加したモデルとなります。

まずは、それぞれの比較表をご確認いただければと思います!




クリックして拡大できます。




比較表を見ていただいたところで
気になるワードがいくつかあると思います!

では、注目のポイントをご紹介します!



ポイント① 32bit floatについて

近年ビデオグラファーの中でも、何かと話題になる「32bit float」。
特に32bit floatに対応したレコーダーのZOOM F3や、TASCAMのPortacaptureなどは
品切れ続出の超人気商品となり、話題になりました。

32bit floatがなんなのか…!!という話を細かくしだすと
それだけで、1本のブログになってしまうので、それまた別の機会にお話させていただければと思いますが
簡単にどんな機能なのかというと

従来のレコーダーなどで収録する場合、多くは
16bitもしくは24bit収録までのものがほとんどでした。

しかし、それが32bit floatになると
映像(写真)のbitと同じように、より広いダイナミックレンジで収録が可能なため
収録後の編集時に、調整幅が広くなる!というメリットがあります。

近年巷では、32bit floatというと、
なんでも録れる魔法の道具のように言われているシーンもありますが
もちろん、通常のレコーダー通り、
周りの環境を整える(エアコンの音などの、環境のノイズを消すなど)必要はあります。
また、32bit floatを編集できるソフトも限られてしまうので要注意です!
しかし、
突発的に、インタビュー中に大きな声を出してしまった。後から編集時にモニタリングしたら
実は音が割れてしまっていた….などは この32bit floatがあることで、解決する場合があります!

WirelessPROでは、送信機本体内に搭載された
レコーディング機能に、今回から32bit floatでの収録に対応したため
受信機からカメラなどに収録した音声で、一部ノイズが気になる…という場合に
送信機から、より広いダイナミックレンジで収録したデータが取り出せる!という機能です♪

さらに、先ほど編集できるソフトが限られるとご説明しましたが
RODE Centralという専用無料ソフトウェアでは、32bit floatから、どの編集ソフトでも汎用性がある24bitに音割れを修正された状態で自動変換して書き出すこともできるので
今の編集環境に、32bit flaotに対応がない!!という場合でも、安心してお使いいただけます。




ポイント② タイムコードについて

次のポイントは…なんと、Wireless PROにはタイムコードの出力が搭載されました!!

タイムコードについては
【GIN-ICHIスタッフブログVOL.81】今、話題沸騰中!Timecodeを使いこなす!UltraSyncシリーズをご紹介
こちらのブログで、詳しく説明しておりますので、
タイムコードって何かなー?という方は、ぜひこちらも合わせてお読みいただけますと幸いです!

Wireless PROでは
受信機、送信機でタイムコードの同期ができるのはもちろんのこと
付属されている
カメラへの接続ケーブル(3.5mmTRS)や、スマートフォンやPCとの接続が可能なType-Cケーブルから
音声信号として、タイムコードを出力することが可能です!!

先出のブログでもご紹介しましたが
通常の一眼カメラでは、一部の機種を除きタイムコードの同期はできません。
そのため、音声ファイルにタイムコードデータ入れ それを、Davinch等の編集ソフトで変換をかけることで、タイムコード情報を
撮影したデータに載せることが可能です。

そのため、このWireless PROでは
タイムコードデータの出力方法を5つのモードから選ぶことが可能です!

例えば、3.5mmでカメラに入れた際
Lには音声を、Rにはタイムコードデータを入れるモードや
3.5mm出力には音声データだけを送り
Type-C出力には、Lに音声を、Rにタイムコードデータを入れるモード、
3.5mm出力、Type-C出力共にタイムコードデータだけの出力を入れるモードなど
環境に合わせたモードで、出力が可能です!

それぞれのモードの詳細は、ユーザーガイドをご覧いただければと思います♪

もちろんタイムコードのフレームレート設定等も 同梱のケーブルで、スマートフォンやPCとつなぎ、RODE Centralというアプリケーションを立ち上げるだけで
認識→設定が可能です!







ポイント③ 互換性

先述の通り、Wirelessシリーズは、すでに多くの方にご愛用いただいています。
そんな中、このWireless PROでは初めて、
Wireless GO II、Wireless MEとの互換性が組み込まれました!

すでに、Wireless GO IIやWireless MEをお持ちの方は
このWireless PROと混ぜてお使いいただくことも可能なため
万が一の時のサブに使ったり、バッテリーがなくなった際の予備としてもお使いいただけるため
今お持ちの方も、拡張の形でお使いいただくことが可能です♪

また、RODEから発売している
RODE Caster PRO IIや、RODE Caster DUO、SteamerXにも対応しているため
送信機と、こちらの機種を接続し、そのままコントロール等することが可能です。





*めちゃめちゃあるぞ…?!同梱物をご紹介!



さて、ここまでWireless PROの機能の紹介をしてきましたが
このWireless PROの魅力は、機能だけではなく そのコスパも含め、充実した同梱物にもあります!!!

まずは、このWireless PROを買っていただくとついているものを見ていただきましょう….



※同梱品の変更があったため、上記の写真の中に現在同梱されていないものがございます。詳細は商品ページをご覧ください。(2024.2月追記)


びっくりしますよね!?笑
なにがなんだか….?!という方もいらっしゃると思うので、ご紹介していきます♪



<専用チャージケース>




まずは、こちらWireless PRO専用のチャージケース!

先日発売した





こちらと似ていますが
ぴったりそれぞれの本体サイズに合わせて作成されており、互換性はないため
Wireless GO IIには、Wireless GOII専用チャージングケースを。
Wireless PROには、Wireless PRO専用チャージケースを
お使いくださいませ!

こちらのケースにすぽっとはめて
同梱の、少し太めのType-Cケーブル




こちらを指すことで、一気に受信機も送信機も充電可能です!

また、Wirelss GO IIにはなく、Wireless PROだけの特徴として
この専用チャージングケースに入れた状態で、PCと繋ぐと、一括で録音データの書き出し、RODE Centralでのセッティングもできてしまいます!! 進化がすごい!!




<Lavalier II>

なんと!
このWireless PROには



こちらと同じピンマイクが、2本同梱されています!!

今までの、Wirelessシリーズでは、
専用ラベリアマイク を、別途ご購入いただく必要がありましたが 今回は、ご不要です!!





もちろん、専用ポップシールド(スポンジ素材のもの)




そして、ウィンドシールド(もふもふ)も付属しています!




こちらのウィンドシールドですが
Wireless PROを開梱すると、全部でもふもふがたくさんはいっており
あれ…??と思われるかもしれませんが

接続部分が




こちらになっているものは、直接送信機に取り付けるウィンドシールドになっており




接続部分が、




こちらのように、穴が空いているタイプが、 Lavalier II に取り付けるタイプのウィンドシールドになっておりますので




お間違いないようにご注意ください♪

その他にも
服の裏側に、マグネットで本体を仕込めるようにする
Mag Clipや




各種ケーブルなども同梱されていますので
もうこの1台だけで、すべて完結!




このようにポーチ二つで完結しているため、現場に持って行く時もすっきりです♪

いかがでしょうか?!
気になる音質や、細かい操作性などは
GIN-ICHIスタジオショップ店頭で
発売日以降ご覧いただける他

2023年11月7日~9日に予定されている
RODE Wirelessシリーズ&RODECasterシリーズ体験会・プチセミナー』では
RODE スタッフから
直接説明を聞きながら、お試しいただけるイベントとなっておりますので
気になる方は、ぜひお気軽にお越しいただければと思います♪




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