『はじめてのスタジオ撮影セッティングガイド!』<照明機材>





少し前までは、モデル撮影、商品撮影といえば、大きなストロボ(瞬間光)でした。
ですが、ここ数年で小型のストロボや、LED(定常光)でも十分、お仕事で使える光量、光質のものが出ています。
撮影のスタイルや、現場、シチュエーションに合わせてお選びください。



<ストロボ(瞬間光)のメリット>
・一瞬で大きな光を発するので、太陽の代わりのような綺麗な光を作り出せる
・アクセサリーが豊富で、光量もあるため、様々な使い方ができる。
<ストロボ(瞬間光)のデメリット>
・一瞬しか光らないため、セッティングをしながらどういった風に映るかがわかりづらい
・専門機材のため、多少知識が必要
・カメラでないと撮影ができない(一部を除く)
・スチール撮影専用

<LED(定常光)のメリット>
・常に光っているので、どういう風なライティングになるかがセッティングしながらわかる
・カメラだけでなく、スマートフォンなどでも使用できる ・動画撮影にも使用できる。
<LED(定常光)のデメリット>
・ストロボに比べ光量が小さい(ものが多い)
・LEDの種類によって使えるシチュエーションが限られてしまう




*おすすめストロボ






プロからアマチュアまで幅広い層で愛用されている定番シリーズのツインクル
大手こども写真館などでも使われています。
ファン付きなので、長時間使っても熱で止まってしまったりすることはありません。
国内メーカー品のため、修理などの対応も安心です。






なるべく初期費用を抑えたいという方にはこちら!
同じく国内メーカーコメットのエントリーモデル。
低価格ながらも安心感があります。ただファンが付いていないモデルになるので、長時間の撮影などで使用する場合にはご注意ください。




プロからも愛用されるストロボです。
バッテリータイプになっているので、手軽に場所も移動でき、またモデリングランプというどこに光が当たっているか確認するためのサブライト(定常光)が、LEDになっていて色温度、光量も変えられるので、
ちょっとスマートフォンでも撮影したい!動画も一緒に撮りたい!などのシチュエーションでもお使いいただけます。



<ストロボを使うでの注意点>

ストロボを使ってカメラで撮影する場合、カメラのシャッターを押した瞬間にストロボが発光するよう『シンクロ』をさせる必要があります。
まずはお使いのカメラに『シンクロ接点』があるかどうかをご確認ください。



■カメラにホットシューがある場合


ホットシューの上に、リモコンを載せることで
カメラのシャッターとストロボの発光が、無線で同調します。
それぞれのストロボメーカー(機種)によって、リモコンが違いますので
ご注意ください。




コメットストロボを使用する場合





Profotoストロボを使用する場合





■お使いのカメラにシンクロ端子がある場合 


ストロボとシンクロケーブルで接続することによって 有線で、ストロボとカメラのシャッターが同調します。

ご希望のストロボにシンクロケーブルが同梱されているか、必ずご確認ください。




ない場合は、こちらをご使用ください。







*おすすめLED



一言にLEDと言っても、形や大きさなど、様々なタイプがあります。 ここではそれぞれのタイプとおすすめLEDをまとめてご紹介いたします。 またLEDは常に光っているので、ストロボと違い、シンクロさせる必要はありません。



・ヘッド型LED



大小様々あるヘッド型LEDですが、その魅力は光量とアクセサリーの豊富さ。
形的にはストロボに近く、ソフトボックスと言われる面光源にできるアクセサリーやアンブレラなども使えるのが特徴です。
光量も、こちらの60Bは比較的小さめですが、もっと光量がおおきいものになるとストロボにも匹敵するようなものもあり、商品やモデルに当てるだけではなく、窓から差し込む光の演出などにも使えます。
こういったタイプの大半が、発光部分(ヘッド部分)とは別に、電源部分のボックスをコンセントに刺して使う形になるので、設置場所や設置方法にはご注意ください。



同タイプおすすめLED






・パネル型LED



こちらも大小様々あるパネル式LED。
その魅力は、自発光の面光源であることです。
効率よく広い範囲を照らすことができるので、アクセサリーなどを使わずとも、直接当てるだけで、自然と光の回った写真や動画を撮ることができます。
一方で、大光量のものになるとかなり金額が上がってしまい、一般的な価格帯のものですと、
ヘッド型のものよりも光量が落ちるものが多いので、人物の撮影や複数人の撮影の場合は、
灯体の数を増やす必要が出てくる可能性があります。





・シート型LED



シートタイプLEDの一番の魅力はその軽さ!
発光部分がシートになっており、超軽量のため女性や機材に不慣れな方でも怪我などの心配がありません。持ち運びも楽々です。





・小型LED



カメラのホットシューの上に乗せたり、テーブルに置いた小物の撮影などのときに便利な小型LED。
上記のLEDたちに比べ、かなり光量は落ちますが、
SNS用に手軽に商品を撮りたい、ちょっとだけ暗い部分を照らしたいなどの場合には、手軽にお使いいただけます。




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